今日は月1の面会日で、富士宮のイオンモールで元妻と合流し、3人でご飯を食べたりゲームをしたり、店内を自由に練り歩いたりした。
2023年の8月の俺の誕生日に離婚届を出してからは毎月1回会えているが、いつも最初は「ママ、このおじさん誰?」みたいな感じで井上尚弥ばりの絶妙な距離感をとられる。 だが泣かれる覚悟で一緒に暮らしていたころよくやっていた遊び「おでコッツン」をすると、勢いよく頭突きをしてくれて、彼女も私のことを思い出し笑ってくれる。 それからようやく親子の時間になるっていうのがお決まりだ。
娘もまだ俺のことを父親という理解はないだろうから、離婚したという事をどのように彼女に受け止めてもらおうかずっと悩んでいた。
お父さんとお母さんが話し合いの上で離婚したという事実を伝えるか、お父さんは自分が小さいときに死んでしまったことにするか・・・という2択だった。実際に死んだことにしてくれと元妻にお願いしかけたこともあった。 そちらのほうが物心ついたとき、周囲の友達などからも変に浮いたりせず、娘も被害者にならないんじゃないかっていう考えだ。
もちろん、自分のことを愛してくれている父親がちゃんと存在していることを知ってもらうということも大切だと思う。でも、「自分のことが大切なら、なぜ離婚したのか。やっぱり私のことなんて大切じゃなかったんじゃないか」って思わせるのが俺としては一番つらかった。 結局、まだ自分の中で答えが出ないまま時が流れていた。そろそろ決めないと、娘もあっという間にいろいろとわかってくる年齢になってしまうという焦りもあった。
でも、飲食店開業を目指す過程で修行のためバイトしている次郎系ラーメン屋の店長の境遇と意見を聞いて答えが出すことができた。
その店長は、自分が小学生?の時に両親が離婚→親権は母親→母親が育児放棄 という流れで、ある日突然、スーツの大人たちに妹とともに車に連れ込まれたという。そこは児童養護施設だった。
店長に単調直入に、今は親のことをどう思っているか聞いた。今、目の前にお母さんなりお父さんなりが現れて、「実は育児放棄したわけではなく、経済的な事情でああするしかなかった。あの日からもずっとお前たちのことを思っていたよ」なんて言われたらどう思う?と。
店長は答えてくれた。 「自分はもう親のことには関心もない。恨みもなければ寂しさもない。でも、妹はきっと違う。あの日から今でも、親から愛してくれているという事実を必要としているように見える」と。
それを聞いたのは昨日のことだったが、俺はすっきりした。 今日面会した時も、いっぱい抱きしめて、いっぱい「大好きだよ」と言って、「こっちがママ、そして俺が父ちゃんだよ」って何度も伝えた。たぶん言葉の理解をしていない。 それでも、「大好きだよ」って言いながら抱きしめた瞬間、娘の表情と体の緊張感?があきらかに変わった気がした。 表情は緩み、体も脱力し、体重を自分に預けてくれたんだ。
これからも「おれが父ちゃん!お前のことをずっと愛しているぜ!」と毎月伝えていこうと思う。
そして、いつか字が読めて意味がわかるくらいの年齢の時にこのブログを読んでもらい、自分の親=自分のルーツの一部を知り、父親が体験した中で大切なことを伝えることで、少しでも父親としての役割を果たせれたら本当に幸せだ。
前回の投稿の「自分のことを知る方法」https://missme1945.com/2024/04/05/%e8%87%aa%e5%88%86%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a8%e3%82%92%e7%9f%a5%e3%82%8b%e6%96%b9%e6%b3%95/
の続きも更新していくし、1度きりの人生をどう生きていくかの参考になる記事を書いていくので、これからもみんなよろしくね。 少しでも気になることがあったら、コメントよろしくです!
今日も読んでくれてありがとう!
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