私の生い立ち【中学校前編】

小学校編に続き、中学校編に突入。
中学校では自分が通っていた小学校含め3校の卒業生が集まる公立中学校だった。
小学校時代にいつも遊んでいた仲間も、違う小学校出身の子たちからの刺激を多少なりとも受け、また思春期ということもありキャラや立ち位置が少しずつ変わっていくのがうかがえた。
当然私も変わっていったと思うが、どちらかというと周囲の変化についていくのが不安になるくらい良くも悪くも変わらないような気がしていた。というか変わるのが怖かったのかもしれない。
違う小学校どうしの子たちがすぐに仲良くなる様や、自分が通っていた小学校にはなかった友人関係の雰囲気・ノリを見せる同じ小学校出身者どうしを見ていたりしていたのでなおさらついていけるか不安だった。
ただ学ランデビューし、大人になった気分になった高揚感はいまだに覚えていたりする笑勉強する内容も一気に専門的になった気がして、自分が大人に近づくペースが一気に上がっていく気がしたものだ。

小学校時代は4年生から3年間弱、少年野球に参加していたのだが、中学校の部活はバスケ部を選択。
理由はいくつかあるが、少年野球時代は6年生になってもレギュラーがとれず(6年生は9人未満だった)、負けてもいい練習試合や勝ち負けがほぼほぼ決まった試合の終盤に代打で出されるような状態。情けをかけられていたと感じたし、このころから自分に強い劣等感を感じるようになった気がする笑→「笑」とつけているが後々この劣等感がより自分の人生を良くない方向に導いてしまうのだ。。→さらに割と後になって気づいたのだが、別に劣等感が悪かったのではなく劣等感の生にしていたことが一番の問題だった。

だからもう野球はやめようと思ったのと、小学校時代特に仲が良いわけではなかった友人からなぜか強く誘われ、モテる気もしたのでバスケ部を選んだ。
これがまたもう鳴かず飛ばずで、まったくうまくならない。
厳密にいうと、ドリブルやシュートはうまくはなったが、1対1や試合での動きなど、実践の中ではいつも手も足も出ない状態だった。
攻めても抜ける気がしない。守っても止めれる気がしない。
さらなる劣等感にまみえたが、その時なぜか気持ちは前向きで、バスケの練習自体は楽しんでやっていた。


特に意識もせぬまま2年生になったが、なぜかここで2024年6月時点での最大のモテ期が訪れた。
小学校時代はバレンタインチョコをもらった記憶がほぼなかった私が、初めて女の子から告白された時のことを書いてみようと思う。
その当時、ひそかに私が恋心を抱いていた女の子が突然、「放課後、武道場の裏(体育館の裏ではない笑)にきてほしい」と誘われ、それから放課後までずっと心の中でガッツポーズをし続けて授業を受け、友人との会話も違和感なくこなし、あえて少しだけ到着を遅らせて放課後に武道場裏へ。
その子と会う前からすでにドヤ顔だったと思う。
すでに彼女が待っていた。 わりいわりい的な感じで対面。彼女は手紙を携えていた。
彼女は少し緊張している面持ち。それを見て私も一気に「現実的なドキドキ」に襲われた。
そこで彼女は口を開いた。

「〇組のマナちゃんが、あなたのことが好きで、これを渡してほしいと言われたとよ。」と。

俺のドヤ顔が一気に恥ずかしくなった。いや、目の前にいる彼女は、私が好意を寄せていることは悟られていまい。だから恥ずかしがる必要はない。ないのだがめちゃくちゃ恥ずかしくなった。
この、「お前じゃないんかい」というショックよりも「恥ずかしい」と思うことが大人になってからも私の問題の原因となることになる。
まあでもやっぱりお前じゃないんかいというショックもかなりでかかった笑
手紙を読むと、なにやら付き合ってほしいとのこと。
でも、当時の私は「付き合うっていうのは大人がすることで、中学生の俺たちが付き合うってどういうこと?キスとか当然するわけないし、2人でデートなんていうのも想像できない。。しかもなんで手紙なん?俺はあなたのこと顔と名前がギリ一致するくらいでよく知らんし、これを受け取って俺は何をすればいいんだ?こえーよ」という感覚に陥った。

それからというもの、手紙で告白してくれた子がわざとらしく私が友達とたむろしているところの目の前に現れて友達と話し込んだり、下校途中の道に不自然に友達と話し込んでいて、私のことをちらちら見ていた。私は完全に無視を決め込んだ。だって怖いんだもん。その当時はまだストーカーという言葉は生まれていなかったはずだが、たぶん気持ち的にはその被害者が感じるそれに近かった。

そのあと少しその子から「返事は?」という催促のようなものがあったが、それすら曖昧にして、とうとうその子から告白されたことをなかったことにした。その子は違うバスケ部の同級生に告白し、めでたくゴールインした笑

そのあとも別の女の子2人くらいから告白されたり、自分のことが好きだという情報を耳にするようなことがあり、それが自分の最大のモテ期だった。
ある日、学ランを教室においてカッターシャツで昼休みのバスケ遊びを楽しみ、少し早めに教室に戻ったら自分の学ランを同じクラスの女の子が着ていて、私に気づいて慌てて脱いでごますということがあったが、やっぱりそれも怖いという感情が強かった。とにかく怖い。
なぜ怖いと思うのか考えた時、中学1年生時代のあるトラウマを思い出した。

ある日学校から帰ったくらいの時間に母からにおつかいを頼まれ、家から徒歩2分のスーパーへ。学ランのまま出かけたと思うが、レジを済ませてレジ袋に品物を入れていたところ、中学生とみられる茶髪の女の子から話しかけられた。その当時特に中学生で茶髪というのはマジで不良だと思う笑

ヤン女「今なんしようと?」
「え、か、買い物です」
ヤン女「どこ中?〇〇中?」
「え、は、はいそうです」
ヤン女「今度さ、2人であそぼーよ。電話番号教えて(もちろん携帯もない時代なので家電)」
「え、いや、親に怒られるんで今日は帰ります」
と言ってまさに逃げるように家に帰った。なぜかそんなことがあったことを母親に言えなかった笑

ここでは2つの恐怖感があった。
1つは得体のしれない異性から、得体のしれない行動共有を求められること。
そしてもう1つは、なぜ俺なんかを選ぶのかということ。そう、自分にはおそらく小学生時代に醸成された劣等感が無意識下にあり、自分なんかを選ぶ異性の感覚がバグっているんじゃないか。そんなバグった感覚の人間なんて得体がしれない…という怖さがあった気がする。

というわけでモテ期はあったが、怖さのほうが勝ち、中学生時代は異性との具体的な交わりは何もなく終えた笑

私はどれだけ大目に見てもイケメンではないし、中学生からニキビが大爆発したのでどちらかというと醜い顔だった。どれだけニキビがあったのかというと、普通、ニキビは顔の中にできるものだが笑、私は近しい男友達から、「お前はニキビの中に顔がある」と言われるほどだ。
ではなぜ少しばかりではあるがモテたのか。。。
それはおそらく、人と違った行動をすることに快感を覚えたことがきっかけだと思う。

具体的には死ぬほどくだらないことで、記憶にないものばかりだが、無防備な友人に本気のドロップキックをして自分のほうがダメージを受けたりしていたことを思い出した笑
とにかく思いついた面白いことを思いついたタイミングでやっていた。
結果として目立ちやすいし、人より面白味があるように映っていたのかもしれない。
間違って私のことを好きになってしまった子も、おそらくキャラに惹かれたのかもしれない。
そして、たぶんここは私の長所の1つを形成することになったとも思う。
普通の人は恥ずかしいとか勇気がないとかでやりたがらないことほどやる気になる感じ。
本当に面倒くさいことや、他に1人でも手を挙げたらやる気にならないので、学級委員とか生徒会長とかそういうものには関心がなかったが。

そんなこんなで、授業中や休み時間は面白いことをやったり下ネタを覚えたり、放課後にはバスケをして、家に帰って母親がつくってくれたご飯をかきこむという時間を過ごした。

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